SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

IBMとNASA、科学分野の文献に特化してトレーニングされた言語モデルをオープンソース化

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米IBMとNASA(National Aeronautics and Space Administration:アメリカ航空宇宙局)は、Transformerアーキテクチャに基づいて、科学文献によってトレーニングされたHugging Faceの言語モデルをオープンソース化したことを、3月13日(現地時間)に発表した。

 IBMとNASAによるトレーニングは、天体物理学、惑星科学、地球科学、太陽物理学、生物物理科学のデータコーパスを基に、600億のトークンを使用して行われており、一般的に用いられるトークナイザとは異なる、「軸」や「多結晶」といった科学用語を認識可能なトークナイザを用いている。

 同モデルは、生物医学分野におけるパフォーマンスを評価するBLURBベンチマークにおいて、オープンなRoBERTaモデルを5%上回るなど、高いパフォーマンスを示したという。

 IBMとNASAのモデルが達成した優れたパフォーマンスは、特殊なトレーニングデータ、カスタムされたトークナイザ、トレーニングの方法論に起因すると考えられる。なお、エンコーダモデルは宇宙領域のアプリケーション向けにさらなる微調整ができ、レトリーバモデルは検索拡張生成(RAG)の情報検索アプリケーションに使用可能となっている。また、IBMはNASAと協力してこれらのモデルを使用し、科学検索エンジンを強化していく。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/19253 2024/03/22 18:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング