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GxP、IBM iのDXを実現するAPI化ツール「X-Elevate」を日本で提供開始

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 GxPは3月28日、IBM iシリーズのAPI開発者向けRPGコード生成ツール「X-Elevate」の日本での提供を発表した。

 「X-Elevate」は、IBM Powerで稼働する「IBM i (旧System i、AS/400)」を利用する開発者が、Rest-APIに対応したサーバープログラムを開発するのを支援する。

 「IBM i」はビジネスアプリケーション用プラットフォームで、長い歴史を持つ。APIサーバーの運用や他のプラットフォームのAPIを利用することで、マイクロサービスやモジュラーモノリスによる開発・運用も可能。しかし、IBM iを長期間使用している現場では、AS/400時代の開発・運用手法を継続していることが多く、若手エンジニアを中心にIBM iをオープンプラットフォームとして活用できないという課題があった。

 今回提供が開始された「X-Elevate」では、「IBM i」をオープンプラットフォームと捉え、Webシステム開発における3層アーキテクチャや、最新のアプリケーション開発技法であるモジュラーモノリスによる開発に対応している。

 「X-Elevate」のテンプレートを使用することで、プログラマーは簡単にAPIやWebサービスを作成し、他のシステムと統合することができる。また、ビュー層を開発するエンジニアがIBM iのサーバーAPIを作成するなど、レスポンシブルなWebおよびモバイルアプリケーションの開発が容易になる。サーバーAPIを利用するWebやモバイルのアプリケーションは、IBM i専用の開発ツールや手法を必要とせず、幅広くオープンなものを選択できる。

 また、X-Elevateの最大の特徴として、3層アーキテクチャでAPIを開発できるFreeFormRPGのコードジェネレータが実装されている。3層のコードをコンパイルしたモジュールは、1つのRest-APIに対応したサーバープログラムとしても運用できる(モジュラーモノリス)。テンプレートでコードを生成できるため、これらの手法やアーキテクチャに詳しくない開発者でも開発できる。

 加えて本製品は、オープン系エンジニアがIBM iを継承するきっかけとしても活用できる。旧来のAS/400の開発手法ではなくオープン系の開発手法を採用し、JavaやC#に近いフリーフォームRPG(FFRPG)の開発言語を使用しているため、オープンプラットフォームとして次世代にIBM iを引き継ぐことができる。

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