柳井です。 リチャード・ドーキンスの「神は妄想である」を昨年末に読みました。以前からネットの情報で知っていましたが、アメリカが宗教国家として非常に傾斜していることがよく分かり戦慄しました。 経済の分野では常識として知られていますが、独占や寡占という状態は市場にとって望ましいものではありません。また生物の分野でも、種の多様性が損なわれると、生物の生存能力は減退します。 これは人間の考え方でも同じです。思想や信教の自由が著しく制限されると、その集団は簡単に暴走して、周囲を巻き込み自滅するようになります。 ドーキンスはこの本で、宗教は疑問を持たず思考しないことを強要する、そのことが罪なのだと主張していました。全ての人が同じことを考えるのではなく、それぞれの人がそれぞれの考えを持つ。そういった多様性が失われた時、人の集団は破滅へと進むのだろうと思いました。 |
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連載4コママンガ。毎週火曜日更新。日常生活に欠かせない基盤を目指す、機械猫。社会インフラの地位を勝ち取ることはできるのか。
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柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
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