日本CTO協会は、エンジニア転職サービス「Forkwell」「Findy」「paiza」などの登録会員を対象に実施した、「開発者体験ブランド力」に関するアンケート調査の結果から、上位30社のランキングを7月15日に発表した。同調査は、2月10日〜28日の期間に行われ、901件の有効回答を得ている。

あわせて、上位30社を回答した人に、企業が行っている情報発信の中で「開発者体験がよさそうだと感じたコンテンツ」を尋ねたところ、
- 開発戦略:開発生産性、開発プロセス、技術的負債
- 技術戦略:技術選定、アーキテクチャ、研究開発
- プロダクト戦略:ドメイン、プロダクトマネジメント、ロードマップ
- オフィス環境:ディスプレイ、PC、オフィスチェア、オフィス機能
- 開発ツール:IDE、GitHub、Copilot、Wiki、生成AIツール
- プロジェクト事例
のコンテンツで、上位平均(5社)のポイント数が上位平均(30社)を上回った。一方で、上位平均(30社)が発信している
- 組織戦略:チーム設立・再編、チームトポロジ
- マネジメント:キャリアパス、評価、1on1
- 組織文化:コミュニケーション、心理的安全性、チームビルディング
- 働き方:リモートワークなど
- 技術的取り組み事例
のコンテンツは、項目ポイント数が上位平均(5社)を上回っている。

さらに、発信者をエンジニア・経営者・その他の3つに分類したところ、エンジニアからの発信では上位平均(30社)・上位平均(5社)ともに、「所属エンジニアのテックブログ/Qiitaなどでの技術情報の発信」がもっとも多かった。また、経営者からの発信では上位平均(30社)・上位平均(5社)ともに、「事業責任者/経営者のインタビュー記事」が最多となっている。その他からの発信では、上位平均(30社)・上位平均(5社)ともに、「企業の公式(採用)サイト」がもっとも多く、経営者からの発信のすべての項目よりも認知されていることが明らかになった。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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