APIマネジメントプラットフォームを提供するKongは8月28日、企業における大規模言語モデル(LLM)の導入に関する知見、嗜好、懸念点をまとめた調査レポート「エンタープライズにおける生成AIの今後の動向」(日本語版)を発表した。
調査は、ITリーダー、ソフトウェア開発者、エンジニア、そしてKongユーザーを対象に、550名の代表的サンプルに対して2月26日から3月31日に実施された。
今後の動向については、72%の企業が今後1年間で生成AIへの投資を拡大すると回答し、そのうち約40%は25万ドル以上を投資するとした。
一方で、LLM導入の最大の障壁として44%が「ガバナンスとセキュリティ」を挙げ、次いで「コストと予算制約」(24%)、「既存システムとの統合」(14%)と続く。
また、利用しているモデルについて、2024年の調査では、最も利用されていたモデルはOpenAI(27%)で、次いでGoogle Gemini(17%)だったが、2025年第1四半期にはGoogleの利用が急増し、過去90日間で69%がGoogleのモデルを使用したと回答。OpenAIモデルは同期間で55%、Metaは38%、IBMは26%と続いた。
同調査では、そのほか主要なユースケースや利用プラットフォームについても調査を行っている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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