Syncthingチームは8月12日、フォルダ同期ソフトウェア「Syncthing」のメジャーアップデート「v2.0.0」を正式公開した。
Syncthingは、複数のコンピュータ間でフォルダやファイルを同期できる、オープンソースのソフトウェア。本バージョンは「2.xシリーズ」の第1弾としてリリースされた。
今回のバージョンで、データベースバックエンドがLevelDBからSQLiteへ移行された。初回起動時に大規模なセットアップ環境では時間を要する移行処理が発生するものの、SQLiteは構造の理解とメンテナンスが容易であり、バグの軽減が期待される。
また、ログ形式が変更され、構造化されたログエントリが使用されるようになった。INFOとERRORの間に、「WARNING」レベルが追加されたほか、パッケージごとにログレベルの設定が可能となった。これに伴い、従来の --verbose や --logflags オプションは削除された。
さらに、v2デバイス間では、デフォルトで複数の接続が使用されるようになったほか、コマンドラインオプションの構文解析のモダン化など、さまざまなアップデートがなされている。
詳細は公式リリースを参照。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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