Microsoftは8月29日、「Microsoft Graph CLI」および「Microsoft Graph Toolkit」の段階的な廃止を発表した。
両ツールは2025年9月1日に非推奨フェーズへ入り、2026年8月28日に完全廃止されるスケジュールになっている。
Microsoft Graph CLIは、拡張性が限られており、エコシステムが狭く、より強力な代替ツールとの重複もあることから、利用が減少傾向にあった。また、Toolkitもより強力な代替手段との重複が見られ、利用は徐々に減少している。
以上の理由から、Microsoft Graphの開発エクスペリエンスを効率化するための継続的な取り組みの一環として、代替手段であるPowerShellを中心としたエクスペリエンスに統合されることとなった。
Microsoftは「Microsoft Graph PowerShell SDK」への移行を推奨している。CLIやToolkitはオープンソースとして残るが、新機能提供は停止され、重大なセキュリティ脆弱性に関するクリティカルな修正にのみ対応する。
詳細はMicrosoftのドキュメントを参照のこと。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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