米FOSSAは、10月1日、依存関係の更新を行うAIエージェント「fossabot」のパブリックプレビュー版を公開した。
FOSSAは、オープンソースのリスク管理ソリューションを提供する企業。同社が公開した新しいAIエージェントであるfossabotは、新しいバージョンの調査やアプリへの影響の特定、必要に応じたコードの調整などを行い、複雑な更新作業を支援する。
同社はブログ内で「企業がアラートを修正するための最小限のアップデートに注力している」という問題を指摘しており、fossabotはこの問題を解決するのに役立つとしている。
具体的には、fossabotはコードベースの推論を行い、特定のコードベースへの更新の影響と依存関係の使用状況を判断し、更新する。これによって、例えば書き換えられたReactライブラリを使用してモダンな構文にコンポーネントを更新したり、パッチアップデートで宣言されていない動作の変更に合わせてコードを適応したりといったことが可能。
また、人間のエンジニアでは難しかったスケールの調査が、AIによって可能になっている。
fossabotは現在、JavaScript/TypeScript向けのパブリックプレビュー版。GitHubアプリとして提供されており、ユーザーは月15ドルのクレジットが付与される。
導入にあたっての詳細は、ブログポストを参照のこと。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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