Bunは、10月10日、JavaScriptランタイム「Bun 1.3」を正式リリースした。ブログポストでは「これまでで最大のリリース」と紹介されている。
今回のバージョンには、Bun.serve()へのフルスタック開発サーバー機能の組み込み、MySQL/MariaDB/PostgreSQL/SQLiteを統合するBun.SQLの提供、組み込みRedisクライアントの追加など多くの機能追加・改善が含まれる。
フロントエンド開発面では、BunでHTMLファイルを直接実行できるようになった。ネイティブJavaScriptおよびCSSトランスパイラとバンドラを使用して、React、CSS、JavaScript、HTMLファイルをバンドルする仕組みだ。また、Hot Module Replacementのサポートが組み込まれ、ページをリロードすることなく、変更内容を記述しながらテストできるようになった。
パッケージ管理では、モノレポ向けの依存関係カタログ機能が追加。モノレポ内のパッケージ全体でバージョン管理を一元化し、カタログを一度更新すればすべての場所で更新される。また、isolated installs(分離インストール)が導入されたことで、パッケージがpackage.jsonで宣言されていない依存関係にアクセスするのを防ぐ。
その他、PostgreSQLの機能強化やWebSocketの改善といったさまざまなアップデートが含まれている。詳しい更新点はブログポストから確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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