Cursorは10月29日(現地時間)、Cursorを強化する2つのアップデートとして、「Cursor 2.0」と「Composer」を発表した。
「Composer」は、Cursorにおける低レイテンシのエージェント型コーディング向けに設計されたAIモデルだ。発表では、同等の知能レベルのモデル比で4倍の高速さを備えており、ほとんどのタスクを30秒未満で完了すると紹介されている。
また、コードベース全体にわたるセマンティック検索を含むツール群で学習されており、大規模なコードベースの理解と作業を得意としている。
もう一方のアップデートである「Cursor 2.0」では、まずインターフェイスが刷新された。ファイルではなくエージェントを中心に開発に取り組むことができ、また従来のIDEへの切り替えにも対応している。
さらに、git worktreeやリモートマシンを活用して、相互に干渉させずにエージェントを並列で実行することが可能になった。複数のモデルに同じ問題へ取り組ませることで、特に難易度の高いタスクで最終的な出力の向上を支援する。
加えて、同社が従来ボトルネックと認識していた、コードレビューと変更のテストの改善にも着手。エージェントが行った変更を素早く確認し、必要に応じてコードを深く調査できるように改善し、またCursor自身が自身の作業をテストするブラウザツールも搭載されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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