MicrosoftはOffice 97以降で使われているバイナリファイル形式の文書仕様を公開した。
米Microsoftは15日、Office 97以降で使われているバイナリファイル形式の文書仕様を公開した。「Microsoft Open Specification Promise」(OSP)プログラムの下で使用できる。
公開されたのは拡張子が「.doc」「.xls」「.ppt」となるOffice製品のバイナリファイル仕様。これらのバイナリファイルはOffice 97より採用され、Office 2003まで基本的な保存形式となっている。最新版のOffice 2007からはデフォルト保存形式が「Office Open XML」(.docx、.xlsx、.pptx)となっているが、バイナリ形式での保存もできるようになっている。
MicrosoftのWebサイトでは「Word 97-2007バイナリファイルフォーマット」(.doc)、「Excel 97-2007バイナリファイルフォーマット」(.xls)、「Excel 2007バイナリファイルフォーマット」(.xlsb)、「PowerPoint 97-2007バイナリファイルフォーマット」(.ppt)、「Office Drawing 97-2007バイナリファイルフォーマット」の各仕様が記載されたPDFファイルならびにXPSファイルをダウンロードすることができる。
なお、Office 2007より採用されている「Office Open XML」の仕様はすでに公開されている。
【関連リンク】
・Microsoft Office Binary (doc, xls, ppt) File Formats
・CodeZine:MS製、旧OfficeでOffice 2007のファイルを編集できる互換パッチ
・CodeZine:マイクロソフトの「Office Open XML」が国際標準仕様に
・CodeZine:MicrosoftのOffice仕様、ISO/IEC国際標準化投票で採用されず
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