Googleのは11月5日、Gemini APIについて、構造化出力(Structured Outputs)機能の強化とJSONスキーマのサポート拡張を発表した。
まず、構造化出力機能の強化では出力時のプロパティ順序の保持に対応。スキーマ内のキーの並び順をAPI出力でも保つようになった。同機能は、データ抽出やデータベースへのデータ投入に加え、エージェント間での通信においても活用が想定される。
また、現行でサポート対象になっているすべてのGeminiモデルでJSONスキーマが利用可能となり、Pydantic(Python)やZod(JavaScript/TypeScript)といったライブラリと連携できるようになった。
加えて、Gemini APIは従来よりOpenAPI 3.0ベースで構造化出力やファンクションコールをサポートしていたが、今回のアップデートでJSONスキーマのキーワードにも幅広く対応。新たに、anyOf(条件分岐構造)、$ref(再帰スキーマ)、minimumおよびmaximum(数値制約)、additionalPropertiesやtype: 'null'、prefixItems(タプル型配列)などのキーワードがサポートされている。
今回のアップデート内容はすでに利用可能で、詳細は公式ホームページのドキュメントから確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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