Googleは2025年10月14日、AI・クラウド技術の急速な発展に対応するため、学習プラットフォーム「Google Skills」と、開発者支援プログラム「Gemini Enterprise Agent Ready(GEAR)」を発表した。発表は、Gemini Enterpriseのリリースに合わせて行われた。
「Google Skills」は、Google Cloud、Google DeepMind、Grow with Google、Google for Educationなどが提供する約3,000件のコースやラボを集約し、学生から開発者、経営幹部まであらゆるスキルレベルに対応する学習環境を提供する。ユーザーはAIスキルに関する新しいコンテンツに加えて、コーディングやアプリ開発、AIシステム構築に必要な各種バッジ取得も行える。
Gemini Code Assist機能により、Google Skills内でAIを用いたコーディングや20件以上のハンズオンラボが可能となった。また、Model Context ProtocolやAgent2Agentプロトコルなど、先進技術に基づくスキルバッジの新設も特徴である。
チームに最適なコース割り当てや社内リーダーボード、レポートの強化なども実装。さらに、学習連続記録や実績共有といったゲーミフィケーション機能が学習意欲を高める。
GEARは、1,000,000人の開発者がGemini EnterpriseでAIエージェントを構築できるよう支援する教育スプリントプログラム。コホートベースの手法でスキルバッジ取得を後押しし、企業の採用活動とも連携する。
米国金融サービス企業Jack Henryとの連携では、Google Cloud認定資格取得者が同社面接へ進む機会も提供。今後はこのモデルを他顧客にも拡大予定だ。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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