JetBrainsは11月4日、「YouTrack 2025.3」にリモート MCP(Model Context Protocol)のサポートが追加されたことを発表した。
YouTrackは、ブラウザベースのプロジェクト管理ツール。今回のリモートMCPの追加により、AIツールとYouTrackを安全に接続し、LLMやIDE、またはエージェントプラットフォームからチームの作業を直接管理できるようになった。
例えば、AIチャットを通じてYouTrack上でのタスクの作成と更新を行ったり、作業経過時間のログ記録などを取得したりできる。また、リモートMCPサーバーはOpenAI AgentKitやn8nなどのツールと簡単に統合できるため、YouTrackのコンテキストをAIモデルに適用し、接続されているツールでアクションを実行することも可能。
また、JetBrains Marketplaceにて多くの新しいアプリが利用可能になっており、計画やリリース管理といったYouTrackの機能を拡張できるようになった。
さらに、現在のYouTrackではテキスト補完のAIも強化されており、タスクの説明やコメント、ドキュメントの作成中に単語やフレーズが提案される。現在、英語とドイツ語がサポートされている。
その他にも、ウィジェットの表示条件の改善や、管理者向けの機能改善などがなされている。詳細はブログポストから確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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