Microsoftは11月13日(現地時間)、Visual Studio CodeのPython拡張機能の2025年11月版をリリースした。
今回の主なアップデートには、GitHub CopilotのAI生成ドキュメントサマリーをそのままドキュメント文字列としてコード内に追加できる「Add as docstring」や、Copilotホバーサマリーのローカライズ対応が含まれる。
「Add as docstring」は、関数やクラスの定義部分にカーソルを合わせ、AI生成サマリーをdocstring形式で挿入することで、ドキュメント作成の効率化を実現する。
また、Copilotホバーサマリーがエディタの表示言語に準拠する、ローカライズ対応が加わった。これにより、エディタの言語設定に合わせた形でAIサマリーが表示されるようになった。
さらに、VSCode向用のPython向け言語サーバー拡張機能である「Pylance」では、ワイルドカードインポート(from module import *)を明示的な記述へ自動変換するコードアクションが追加された。これにより、可読性や保守性の向上を支援する。
加えて、PythonデバッガーはPython Environments Extensionとの連携を強化し、ワークスペース内でプロジェクトごとに異なるインタプリタの指定が可能となった。設定で「python.useEnvironmentsExtension」を有効にすることで利用できる。
そのほか、PowerShellコマンドの遅延解消、Poetryのパス指定対応、requirements.txtやdev-requirements.txtの自動検出など、ユーザー要望を反映した修正と改善も行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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