Appleは、11月10日、「Temporal Swift SDK」がオープンソースプロジェクトとして利用可能になったことを発表した。
Temporalは、多くの言語におけるワークフローオーケストレーションに広く利用されているOSSの分散ワークフローエンジン。今回、SDKのリリースにより、本番環境のクラウドサービスを構築するSwift開発者もTemporalが利用できるようになった。
これにより、Swift開発者は分散システムにおけるリトライや状態管理といった耐障害性の課題をアプリケーション側で再実装することなく、ワークフローとして扱えるようになる。
本SDKは、durableワークフローによって、インフラ障害時にも処理を再開して状態を失わない仕組みを提供する。Swift開発者に親しみやすいasync/awaitパターンと構造化された並行性や、Swiftの強力な型システム、ワークフロー作成時の定型を削減するマクロを活用して、保守性の高いワークフロー実装を可能にする。
Temporal Swift SDKの利用にあたっては、詳細なガイドが記載されたドキュメントを参照のこと。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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