AWSは11月18日、AIエージェントをターミナル上で利用できる「Kiro CLI」を発表した。Kiro CLIは、Kiro IDEの高度なエージェント機能をベースに、カスタムエージェント作成や自動化機能などを備えたツールだ。
この新機能により、開発者はセッションを維持したまま、AIエージェントを活用したコーディングやデバッグ、インフラ構築などが可能になる。また、カスタムエージェント機能により、バックエンド開発やコードレビュー、DevOps用途など、タスクごとに最適化されたAIワークフローの作成も可能だ。各エージェントはファイル操作や利用ツールの範囲を制限でき、プロジェクトごとに必要な情報のみをコンテキストとして保持することができる。
さらに、セッションコンテキストやナレッジベース機能により、長い会話や大規模なコードベースに対しても効率的に情報提供ができる。認証はGitHubやGoogle、AWS Builder IDが用意され、AWS IAM Identity Centerにも対応している。
Kiro CLIはmacOSおよびLinuxで利用可能で、コマンド入力によるインストールが可能だ。既存のKiro IDEユーザーは設定をそのまま引き継げ、ターミナルとIDE間で一貫したAI体験を実現する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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