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Amazon Aurora MySQLのストレージ使用量管理と監視のポイント

 AWSは12月5日、同社のブログでAmazon Aurora MySQLのストレージ使用構造と、その管理・監視方法について解説した。Aurora MySQLは高性能なリレーショナルデータベースサービスで、MySQLと互換性がある。Auroraのストレージはクラスターボリュームストレージとローカルストレージの2種類に分かれる。

 クラスターボリュームストレージは複数のアベイラビリティーゾーンに分散され、耐障害性と高可用性を実現する。ここにはInnoDBテーブル、インデックス、バイナリログなどの永続的データが保存される。一方、ローカルストレージは一時ファイルやエンジンログの保存に用いられる。

 Aurora MySQLではInnoDBストレージエンジンのみをサポートし、“innodb_file_per_table”がONの場合はテーブルごとにテーブルスペースが割り当てられ、空き領域も自動的に回収される。テーブルスペースごとの容量確認にはINFORMATION_SCHEMA.FILESテーブルが有効だ。INFORMATION_SCHEMA.TABLESではキャッシュ統計値が含まれるため、リアルタイムな容量確認にはFILESテーブルの利用が推奨される。

 また、テーブルやバージョンによる扱いの違いについても述べられている。Aurora MySQL 2(MySQL 5.7互換)は内部・外部で一時的に利用するテーブルの保存場所に違いがあり、クラスターボリュームやローカルストレージが活用される。Aurora 3(MySQL 8.0互換)ではTempTableストレージエンジンなど新たな制御パラメータが追加され、管理が容易となった。

 加えて、バイナリログとリレーログに関連し、保持期間やレプリケーションの状態がストレージ消費に影響する。不要なリレーログの容量解放やCloudWatchメトリクスによる監視方法も解説されている。

 Auroraクローン利用時のストレージ計上や、クローンの削除による課金の仕組みにも注意が必要だ。

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