GitHubは12月10日（現地時間）、MCPサーバーの新バージョンリリースを発表した。
今回のアップデートでは、ツール単位の有効化が可能となり、必要なツールのみをサーバへ読み込めるようになった。従来はツールセット単位での設定だったが、これにより利用頻度の高いツールのみの選択など、きめ細かなリソース管理が可能となった。
このツール単位の有効化により、AIモデル利用時のコンテキストウィンドウ消費量を大幅に削減できる。例えば、よく使う3～10個のツールだけを選択することで、従来のツールセット全体読み込み時と比較して60～90%程度の削減効果が可能だ。ローカル環境でも同等の設定が対応しており、環境変数やコマンドフラグで指定できる。
さらに公式MCP Go SDKへの完全移行が行われた。これにより、今後のMCP仕様追加や新機能を迅速に取り込める体制となった。
加えて、Lockdownモードや高度なコンテンツのサニタイズ機能も実装された。Lockdownモードでは、公開リポジトリで権限のない外部協力者からの内容を自動的に制限し、不正なプロンプトインジェクション対策もデフォルトで有効化されている。
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CodeZine編集部（コードジンヘンシュウブ）
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