Hornetsecurityは2025年11月20日、2025年版のサイバーセキュリティレポートを発表した。レポートは2024年10月15日から2025年10月15日までに同社が分析した72,000,000,000件のメールデータに基づくもの。
調査によれば、メール経由のマルウェア攻撃は前年比131%増加、詐欺メールは34.7%増、フィッシング攻撃は21%増となった。

攻撃側はAIと自動化を活用し、攻撃の速度と巧妙さが向上していることも判明した。一方、企業側も対応を強化し、AIを活用した検知・防御技術に68%が投資しているという。CISOの77%が「AI生成フィッシング」を深刻な新興脅威と認識し、合成ID詐欺やディープフェイク、モデル汚染への懸念も高まっている。
また、経営層のAIリスク理解にはばらつきがあり、CISOへの調査では「一定の理解はあるが、企業間で差が大きい」との結果が得られた。今後は予防策だけでなく、組織全体のレジリエンス向上が重要になると指摘されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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