SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

話題のあの人にインタビュー!

7種類の可視化でFlexのビジネスアプリケーションを大きく強化、「ILOG Elixir」

Adobe Flexプラットフォーム向けの可視化コンポーネント製品「ILOG Elixir」


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 主にビジネスアプリケーションの用途で利用されている、Adobe Flexプラットフォーム向けの可視化コンポーネント製品「ILOG Elixir」。使い方によっては、工数を大幅に削減しつつ、ハイパフォーマンスなアプリケーションを提供できるようになるという。今回は、同製品を手掛けるフランス ILOG社の製品担当者に、このILOG Elixirの魅力について伺った。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 主にビジネスアプリケーションの用途で利用されている、Adobe Flexプラットフォーム向けの可視化コンポーネント製品「ILOG Elixir」(アイログ エリクシール)。同製品を手掛けるフランス ILOG社 プロダクトマネージャーのErwan Paccard氏、セールスマネージャーのJoel GAY氏に、ILOG Elixirの魅力について伺った。日本では、アドビがOEM提供を受けて販売を行っている。

ILOG社 プロダクトマネージャー Erwan Paccard氏
ILOG社 プロダクトマネージャー Erwan Paccard氏

――ILOG社の概要をお聞かせください

 GAY氏: 20年前に設立したフランスの会社で、ワールドワイドで現在900名くらいが勤務しています。本社がフランスとカリフォルニアの2か所にあり、基本的にコンポーネント製品を提供している会社です。大きく分けて3種類のコンポーネントを提供していて、最適化製品が全体の40%、BRMS(Business Rule Management System)が40%、そして可視化製品が20%を占めています。

ILOG社 セールスマネージャー Joel GAY氏
ILOG社 セールスマネージャー Joel GAY氏

 最適化製品とは、基本的に数学的なアルゴリズムで、リソースをどうやったらうまく使えるかをサポートするもの。主なターゲットは製造業で生産プランニング、従業員管理などに利用されています。他業種では、テレコムのネットワークデザイン最適化、金融のポートフォーリオ最適化などが挙げられます。

 BRMSは、昔のエキスパートシステムのエンジンまわりに、開発者と利用者のための環境を追加し、簡単にルールを書けるようにしたものです。主にプロセスのスムーズ化・自動化が大切なビジネス、テレコムや金融などで使われてます。アドビ社のLiveCycleと連動するような製品です。

 可視化製品は、GUIを作るためのもので、Java用の「ILOG JViews」、.NET向けの「ILOG Gantt for .NET」、新しいものでは、今回の「ILOG Elixir」などがあります。最近はコンポーネントだけではなく、アプリケーションに近いものも提供していて、サプライチェーンマネジメントに関するツールを最近出しました。

――ILOG Elixirとはどんな製品なんでしょうか

 Paccard氏: 弊社がFlex向けに提供した初のコンポーネント製品です。Flex 3と同じく、今年の2月25日にリリースしました。英語版と日本語版、Win版とLinux版があります。

 

 データを可視化するためのコンポーネントライブラリで、Flex 3で実装されており、Flex、AIR、ColdFusionなどに対応しています。例えば、マネージャにデータを見せるといった、視覚的なデータ分析が必要な場合にとても有効です。

 ライセンスを購入していただくと、実際のソースコードを見ることもできますので、実案件でも安心してお使いいただけます。体験版は、ソースコードが見れない、透かしが表示されるといった制限がありますが、特に試用期限はありませんので、お気軽にお試しください。体験版はアドビ社のサイトからダウンロードできます。

 英語ですが情報リソースも提供していて、ブログや、製品担当者が直接答えるフォーラム、バグベースがあります。近いうちに、日本語版のWebサイトも立ち上げる予定です。

 ILOG Elixirは、7つのモジュールから構成されていて、どれもFlex Builderと密接に統合しているため、標準のFlexコンポーネント同様に、ドラッグ&ドロップ操作で扱うことができます。

  • 3Dチャート
  • ゲージとダイヤル
  • 地図
  • ガントチャート(ガントリソースチャート)
  • 組織図(オーバナイゼーションチャート)
  • レーダーチャート
  • ツリーマップ

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
話題のあの人にインタビュー!連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)

株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/2545 2009/10/20 17:05

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング