柳井です。 少し前に、沼春雄の「将棋入門の次に読む本」を読みました。書いてあること自体は役に立つものでしたが、本としてはかなり読み難かったです。理由は、文章の大半が棋譜であったことです。それだけでなく、日本語の接続詞の代わりに棋譜の連続とその分岐を基準に流れを読み取る必要があるところがちらほらとありました。そのため、日本語ではなく、棋譜を読む力がある程度ないと読めない本になっていました。少なくとも「入門の次」に読む本ではないと感じました。 人間は、知っていることを他人に伝える時に、自分のレベルで物を言ってしまう傾向があります。相手が初心者であれば、当然そのレベルに合わせた伝え方が必要です。自分も同じようなことをしてしまっているかもしれないな。この本を読みながら、そう思いました。 |
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連載お気楽マンガ。月のうさぎは強かった。フルボッコ。毎週火曜日更新。
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柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
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