Mozillaは5日、Firefox 3.1アルファ2版をリリースした。Mozillaの開発者向けサイトよりダウンロードできる。
Mozillaは28日、「Firefox 3.1」アルファ2版を公開した。Mozillaの開発者向けサイトより、無償でダウンロードできる。
Firefox 3.1はコードネーム「知床」の名前で開発が進められている、Firefoxの次期マイナーバージョンアップ。今回のアルファ2版では、HTML 5の<video>タグをサポートした。<video>タグはHTML 5で利用できる動画ファイル読みこみ用のタグ。この機能の追加により、Web開発者はFlashやSilverlightのような特定のプラットフォームのプラグイン機能に依存しないフォーマットで、コンテンツを公開できるようになる。
また、今回初めて「Web Worker Threads」をサポート。従来のバージョンでは、JavaScriptで高度な演算を行うようなページを読み込むと、ブラウザ全体の処理速度に影響がでていたが、「Web Worker」の導入により、これらの処理をバックグラウンドで行えるようになったため、演算処理を行っているあいだもユーザーインターフェースに影響がでなくなった。
ほかにも、「ドラッグ&ドロップによるウィンドウ間のタブ移動機能の追加」、「CSS 2.1やCSS 3のいくつかのプロパティを新たにサポート」などの変更が行われている。
なお、今回のリリースはあくまでアルファ版であり、開発者とテスターだけを対象としている。
【関連リンク】
・Shiretoko Alpha 2リリースノート
・Firefox 3.1 Alpha 2 now available for download:Mozilla Developer News
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