Aptanaは6日、統合開発環境「Aptana Studio」の1.2RC版をリリースした。同社のWebサイトより無償でダウンロードできる。
Aptanaは6日、統合開発環境「Aptana Studio」の1.2RC版をリリースした。同社のWebサイトより無償でダウンロードできる。
Aptana Studioは、Eclipseをベースとした統合開発環境。当初はJavaScriptや、HTMLなどの編集機能を持ったIDEだったが、Ruby on RailsやAdobe AIR用のプラグインが公開されるなど、サポートする言語の幅を大きく広げている。
今回リリースされた1.2RC版では、「最近利用したファイルへのリンクなどを表示する新たなスタートページ『My Aptana』の追加」「同期ユーティリティのアップデート」「UIの強化とパフォーマンスの改善」などの変更が行われている。
また、今バージョンには「Aptana Jaxer」と「Aptana Cloud」の1.0RC版もバンドルされている。「Jaxer」は、Aptanaが提供する“Ajaxサーバ”。jQueryなどのライブラリをサーバーサイドで利用できるほか、他言語(JavaやPHP、Rubyなど)で書かれた既存ページへアクセスできるなど、サーバーサイドJavaScriptを実現する様々な機能を備える。1.0RC版では、JSONやREST形式データサービス用の新たなAPIが追加されたほか、大幅な機能改善が行われている。
一方の「Aptana Cloud」は、同社が新たに展開するクラウドコンピューティングサービス。PHP、Apache、MySQL、Aptana Jaxerが利用可能なインフラを提供する。Aptana Studioに統合されている同名ソフトを利用して、アプリケーションのアップロードやデータベース管理などができる。利用料金は、256MBのRAMと5GBのストレージを利用できる最も安いプランで1時間毎に4セント。今後、RubyとPythonへのサポートも計画されている。
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