マイクロソフトは20日、SQL Server 2008 に対応したレポート作成ツール「Report Builder 2.0 日本語版」の無償提供を開始した。同社Webサイトよりダウンロードできる。
マイクロソフトは20日、SQL Server 2008に対応したレポート作成ツール「Report Builder 2.0 日本語版」の無償提供を開始した。同社Webサイトよりダウンロードできる。
Report Builder 2.0は、Office 2007シリーズと同様のリボンインターフェースや、データベースへの選択クエリを自動生成するツールを搭載し、専門的な開発ツールやSQL言語に不慣れなユーザーでも、多次元の表形式、グラフ、チャートおよびゲージなどを含むグラフィカルなレポートのセルフサービス型による作成を可能にする。
作成されたレポートは、SQL Server 2008 Reporting Servicesが提供するWebサーバー、またはOffice SharePoint Serverにパブリッシュすることができ、組織や企業内に共有することができる。共有されたレポートはWebブラウザーで閲覧することが可能で、ExcelやWord、PDFや画像などにエクスポートし、そのレポートデータを再利用することもできる。
対応するデータソースは、次の通り。
- Hyperion Essbase
- ODBC/OLE DB 準拠のデータベース
- Oracleデータベース
- SAP NetWeaver BI
- SQL Serverデータベース
- SQL Server Analysis Services多次元データベース
- Teradata
- XML
なお今回のリリースは、次期SQL Server(コードネーム:Kilimanjaro)に向けたセルフサービス型ビジネスインテリジェンス機能の先行提供となる。Kilimanjaroでは、レポート作成機能に加えセルフサービス型の分析サービスの提供、データウェアハウスの機能強化などが行われる予定となっている。
【関連リンク】
・「Report Builder 2.0 日本語版」の無償提供を開始(プレスリリース)
・Microsoft SQL Server 2008 Reporting Services Report Builder 2.0
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