マイクロソフトは27日、クラウド向けの総合プラットフォーム「Azure Services Platform」と、そのサービス基盤となる「Windows Azure」を発表した。
マイクロソフトは27日、クラウド向けの総合プラットフォーム「Azure Services Platform」と、そのサービス基盤となる「Windows Azure」を発表した。
Azure Services Platformは、同社が新たに展開するクラウドコンピューティングサービス。ストレージ、コンピューティング、ネットワークの基盤サービスとクラウドベースの開発者向け機能を組み合わせたサービスとなっている。主な構成要素は次のとおり。
- Windows Azure
サービスのホスティングと管理、ローレベルのスケーラブルなストレージ、コンピューティング、ネットワーキングを提供 - SQL Services
広範なデータベースとレポーティングのサービスを提供 - .NET Services
ワークフローやアクセス制御などの.NET Frameworkにおける周知の概念のサービスベースによる実装 - Live Services
ユーザーが文書、写真、ファイル、情報を保管、共用、同期するためのPC、電話、PCアプリケーション、ウェブサイトにかかわらない一貫した手段を提供 - SharePoint、Dynamics CRM Services
クラウドにおけるコンテンツ管理、コラボレーション、迅速なソリューション展開を提供
Azure Services Platformでは.NET FrameworkやVisual Studioでのアプリケーション開発ができる。SOAP、REST、XMLをサポートし、将来的にはPHPやRuby、Pythonといった他言語や、Eclipseなどの開発ツールも利用可能になるという。
リリース時期は未定だが、マイクロソフトはPDC 2008に出席した開発者向けにコミュニティテクノロジプレビュー(CTP)版を限定配布した。なお、各種SDKやツールはWeb上でダウンロードできる。
【関連リンク】
・Azure Services Platform
・マイクロソフト、Professional Developers ConferenceにおいてWindows(R) Azure を発表(プレスリリース)
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