29日、Adobe最大のユーザーカンファレンス「Adobe MAX Japan 2009」がお台場で開催された。
29日、お台場のホテルグランパシフィック LE DAIBAにてAdobe最大のユーザーカンファレンス「Adobe MAX Japan 2009」が開催された。国内では昨年に引き続き今年で2回目の開催。Adobeの最新技術や事例を紹介するさまざまなセッションが行われる。
![MAX](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/3527/01.jpg)
基調講演では、CTOのケビン・リンチ氏が登壇。Adobeの「Flash Platform」に属する各技術について、その概要や事例を紹介した。その中で、Flash Playerが全ブラウザの98%に、そのうち55%には既に最新バージョンの10がインストールされていることが発表された。
![Adobe CTO ケビン・リンチ氏](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/3527/02.jpg)
![Flash Playerの普及率](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/3527/03.jpg)
また、ケビン・リンチ氏はAdobeが提唱するOpenScreen Projectについて言及した。OpenScreenプロジェクトは、さまざまな企業と協力し、PCだけでなく、モバイルや家電などさまざまなスクリーン上でFlashを再生できるようにするプロジェクト。その中でまずはモバイルに対する強化を行うことを強調した。
![モバイル端末へのFlash Liteインストール数の予想。2010年には10億を超える見込みとなっている](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/3527/04.jpg)
講演内では、OSPメンバーの1社であるNTTドコモの永田清人氏も登壇。今までのAdobeとドコモ提携、そして今後の展開について講演し、今後ドコモではAIRアプリへの対応を強化するとした。理由として、AIRのオフライン機能を利用した圏外でのアプリケーション利用、FlashとJavaScriptを利用したリッチコンテンツの拡充、PC/デバイス間で同等のエクスペリエンスを提供するシームレスな連携などをあげ、さまざまなデモを披露した。
![AIRを利用したビジネスアプリのイメージ。地下鉄で圏外になったとしても、必要最低限の情報は閲覧することができる](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/3527/05.jpg)
![AIRを利用したゲームアプリのイメージ。ハドソンの人気ソフト「ボンバーマン」をモバイル間だけでなく、PCやゲーム機といったデバイス間をも越えて楽しめるようにしたいという](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/3527/06.jpg)
![OSPでdocomoが目指す世界を表現した動画も放映された。例として挙げられたのは、結婚式にまつわる一連のストーリー。結婚式招待状のAIRアプリを送信し、モバイルよる出欠確認、お祝いメッセージ動画の送信、場合によってはご祝儀も携帯で決済可能](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/3527/07.jpg)
![現在開発中の、アルバム共有アプリのデモも行われた。PCと携帯で同期し、双方からリアルタイムに共有・閲覧・編集できる](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/3527/08.jpg)
なお、開催期間は29日、30日の2日間となっている。
【関連リンク】
・Adobe MAX Japan 2009
・AIR/Flex/Flash Player、これだけは押さえておきたいAdobe技術をなかの人とおさらい
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