1969年4月7日に最初のRFCが発行されてから40年。これを記念したRFC 5540「40 Years of RFCs」が発行された。この「情報(Informational)」ステータスのRFCでは、RFCが発行されてきた歴史と現状が簡単にまとめられている。
1969年4月7日に最初のRequest for Comments(略称:RFC)が発行されてから40年。これを記念したRFC 5540「40 Years of RFCs」が発行された。この「情報(Informational)」ステータスのRFCでは、RFCが発行されてきた歴史と現状が簡単にまとめられている。
RFCとは、IETF(Internet Engineering Task Force)によって正式に発行される、技術仕様や要件をまとめた文書。インターネット標準を記述した5,400を越える文書群(およそ160,000ページ)が、IETFによる議論を経て公開され、TCP/IPそのものからDNSやHTTPなど各種プロトコル、MIMEやURIなどの各種書式について幅広く定義されている。
RFC(Request For Comment)は、1998年に55歳で早世するまでの29年間はジョン・ポステル氏がひとりで編集に携わり、その後はポステル氏が所属していたUSC ISI(南カリフォルニア大学情報科学研究所)がRFC-Editorを運営してきた。そして2009年中には、資金援助元であるISOC(Internet Society)によって、運営の競争入札が行われる。
またRFCは、毎年エイプリルフールにジョーク的な内容が公開されることで有名だ。今年は、最近普及状況の芳しくないIPv6を広めるためか、ルーターとネットワークの関係をSNS上の人と人との繋がりに例えたRFC 5514「IPv6 over Social Networks」という技術仕様が公開された。このRFCをもとに、実際にFacebook上で実装されたアプリも公開されている。
【関連リンク】
・40 Years of RFCs
・IP over Social Network(Facebookアプリケーション)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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