XML技術を主力とするソフトウェアベンダーであるインフォテリア株式会社の子会社で、日本から米国に進出してWebサービスを展開していた米国インフォテリア(Infoteria USA)が、5月末でサービスを終了し米国から撤収する。米国インフォテリア社長の江島健太郎氏が5月1日、自身のブログで明らかにした。

 米国インフォテリアは、インフォテリア株式会社の主力商品である「ASTERIA」を米国で販売する目的で2004年に設立されたが、Web2.0ブームの状況からWebサービス開発にシフトチェンジし、2006年8月に疑似プッシュ技術「Comet」を採用したリアルタイムチャット「Lingr」を最初のサービスとして発表。2008年8月に、マイクロブログとリアルタイムチャットを組み合わせた「Rejaw」をリリースしたが、いずれも軌道に乗せることができず、2009年5月末でサービス終了となった。

 両サービスとも、新規ユーザー登録は既に停止され、新規発言も5月15日まで。公開されているユーザーデータは、5月15日までに「request export」ページからダウンロード依頼をすると、16日からサービス停止までの間ダウンロードが可能になる。

 米国インフォテリアは6月中に解散・撤収し、江島氏は同社を清算後、米国内に留まるという。江島氏は失敗の要因として、4人という少人数の開発チームですら多すぎたとし、「スタートアップ企業を作って数名で作るのと、一人の個人が副業で立ち上げるのとでは、最終的に出てくるモノの差がだんだんなくなって」きているため、単に「かかるコストだけが100倍違う」ということになりかねないと分析している。

 
【関連リンク】
LingrとRejawサービス終了のお知らせ:江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance - CNET Japan
Lingr Blog: Announcing Goodbye from Lingr
Rejaw: Shout from Rejaw


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