朝日新聞では10日、マイクロブログサービス「twitter」に公式アカウント「@asahi」を開設し、サッカーワールドカップ予選「日本対カタール」戦を生中継した。日本の一般新聞メディアがマイクロブログで情報を発信する初めてのケース。
朝日新聞では10日、マイクロブログサービス「twitter」に公式アカウント「@asahi」を開設し、サッカーのワールドカップ予選「日本対カタール」戦を中継した。日本の一般新聞メディアがマイクロブログで情報を発信するのは、今回が初めてのケースになる。
朝日新聞公式アカウント「@asahi」が最初の発言をつぶやいたのは8日12時19分。「マッキー」を名乗る記者が「Twitter始めます。」と発言。10日には朝日新聞サイトの速報ページと連動し、横浜・日産スタジアムから日本×カタール戦の生中継を行った。
マッキー記者による「ごーーーーーる」「松井かな?松井かな?」「松井が出てきましたね。」「松井きました!」「なんか松井がさっきからよく動いてる!」「これから新人歓迎会に行ってきまーす。」といった、日本を代表する新聞メディアの公式アカウントとしては異例なほどフランクな発言で衆目を集め、開設3日目で5,000人を超える利用者がフォローする人気アカウントとなっている。
twitterの人気アカウントとしては、6月5日に開設された堀江元ライブドア社長の「@takapon_jp」が1週間足らずで9,000人のフォロアーを集めて日本最速と言われているが、「@asahi」はそれに匹敵するペースとなっている。twitterは、米国ではIT系技術者やビジネスパーソンだけでなく、アーティストやアスリート、CNNのような既存メディアやホワイトハウスまでが公式アカウントを開設するほどに広まっているが、日本でも朝日新聞の取り組みをきっかけに広くブレイクしていくのかが注目される。
なお、これまで「@asahi」アカウントでは非公式のボットが朝日新聞情報を配信していたが、今回の公式アカウント設置に伴って、非公式アカウントは「@notasahi」に変更され、「@asahi」の名前は朝日新聞社に渡された。twitter利用規約上の「Name Squatting(名前の占拠)」として処理されたと見られている。
【関連リンク】
・asahi (asahi) on Twitter
・asahi.com(朝日新聞社):サッカーワールドカップ 2010南アフリカ大会予選
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