知的財産関連の事業を主に手掛けるパテントビューロは4日、特許情報を閲覧・検索できるウェブサイト「astamuse」(アスタミューゼ)を試験的に公開した。実装には、オブジェクト指向言語と関数型言語の特長を併せ持った「Scala」が使われている。
知的財産関連の事業を主に手掛けるパテントビューロは4日、特許情報を分かりやすく閲覧・検索できるウェブサイト「astamuse」(アスタミューゼ)を試験的に公開した。実装には、オブジェクト指向言語と関数型言語の特長を併せ持った「Scala」が使われている。
特許公報等を情報ソースに、対象ユーザーに合わせて情報を整理・再構築することで、従来まで難解な表現や限定されたアクセス方法により、専門家以外には敷居の高かった特許情報を、研究者・技術者・企業経営者が利用やすい形で提供する。例えば、文中の技術用語に、他の特許文章から自動抽出した解説を表示し、専門外の分野の情報でもスムーズに理解できるように工夫している。
今後は、技術単語解説ページやテーマ別技術把握ページの拡充の他、最新技術動向のメール配信機能や、技術動向の分析機能、出願者・発明者の分析ページ、出願者・代理人への連絡機能等の実装が予定されている。
【関連リンク】
・astamuse
・株式会社パテントビューロ
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)
株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です