Mozilla Foundationは7月1日午前0時(日本時間)、オープンソースのウェブブラウザ「Firefox」の新しいバージョン「Firefox 3.5」を正式リリースした。JavaScriptエンジンなどの改良により、前回のバージョンに比べ2倍以上高速化されている。
Mozilla Foundationは7月1日午前0時(日本時間)、オープンソースのウェブブラウザ「Firefox」の最新バージョン「Firefox 3.5」を正式リリースした。昨年6月にリリースされたFirefox 3.0以来の大きなバージョンアップとなる。JavaScriptエンジンなどの改良により、前回のバージョンに比べ2倍以上高速化されている。
Firefox 3.5は「Shiretoko(知床)」の開発コードで知られ、Gecko 1.9.1レンダリングエンジンをベースに、新しいJavaScriptエンジン「TraceMonkey」を搭載している。またHTML5対応により動画や音声へのネイティブ対応、プライベートブラウジング機能によるプライバシー保護、位置情報通知機能なども導入された。
また、リリースのキャンペーンとして、一般社団法人Mozilla Japan(同日付で有限責任中間法人から法人格が変更)では、日本国内でFirefox 3.5がダウンロードされる状況を「ともしび」に見立ててマッピングする「Firefox 3.5 の灯」を公開した。さらに「3.5」にちなみ、世界中で「午後3時50分」にtwitter上でハッシュタグ「#fx35」を付けてコメントをポストする「Shiretokoショック」キャンペーンも実施されている。
なお、インストールにあたっては、使用中のアドオンが新しいバージョンに対応していない場合があるので注意が必要だ。編集部でバージョンアップしたところ、主な機能拡張ではGoogle GearsやTab Mix Plus、Hatenabarなどが対応していなかった(7月1日午前10時時点)。
【関連リンク】
・Mozilla Japan - プレスリリース
・Firefox 3.5の灯(ともしび)
・Mozilla Japan ブログ - "Shiretoko ショック" が世界中を駆け巡る!
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です