HDEは7日、メールセキュリティのアプライアンスサーバー「tapirus(タピルス) Mi1000」を発表した。同社がOSSとして開発を進めるサーバー仮想化管理ソフト「Karesansui」(カレサンスイ)の技術や、6,000社以上への導入実績があるメール関連パッケージ製品のノウハウが集約されている。
HDEは7日、メールセキュリティのアプライアンスサーバー「tapirus(タピルス) Mi1000」を発表した。10月26日より販売開始する。
ウィルス対策・スパム対策・コンテンツフィルタ機能等を搭載した専用サーバーで、同社がオープンソースソフトウェアとして開発中のウェブインターフェイスを持つサーバー仮想化管理ソフト「Karesansui」(カレサンスイ)の技術や、6,000社以上への導入実績があるメール関連パッケージ製品のノウハウが集約されている。アンチウィルス部分にはエフセキュア社のエンジンを採用。
「主流の海外類似製品に比べ、日本語メールのスパム検知率・ウィルス検知率・パターンファイル更新度において倍近い性能を実現しつつ、既存の技術を有効活用することで価格帯を約半額に抑えた」と、Karesansuiの開発担当も兼任するプロダクトマネージャーの船ヶ山慶氏は述べる。
ライセンス形態はユーザー数に制限のないシステムライセンスで、従業員数1,000人、一日あたりのメール通数が50,000通程度の規模を想定して設計されている。価格は、1年間のサポートを含んだ製品価格が498,000円、以降の年間保守料が189,000円(ともに税込)。初年度の販売目標として300セットを挙げている。
【関連リンク】
・tapirus Mi1000
・Karesansui Project
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斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)
株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...
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