エラーメッセージを日本語にする
ただし、実際に試してみると、エラーメッセージがすべて英語であるのに気が付くでしょう。これでは使いにくいので、index
メソッドを更に修正して日本語メッセージが表示さるようにしましょう。
public static void index(int val) { validation.min(val, 0).message("ゼロ以上の整数を入力ください。"); validation.max(val, 100).message("100以下の整数を入力ください。"); int total = 0; for(int i = 0;i <= val;i++) total += i; String msg = "合計:" + total; render(msg); }
ここでは、min
/max
のメソッド呼び出しの後に、更に続けて「message」というメソッドを呼び出しています。ここで、表示するメッセージを設定すれば、簡単にエラー時のメッセージを変更できます。バリデーションとあわせて覚えておくとよいでしょう。
まとめ
今回は、Play!のごく基本部分について説明を行いました。自動生成されたコントローラーとビューを少し手直しするだけで、フォームをやり取りするようなごく簡単なアプリケーションなら十分作ることができるとわかったでしょう。基本的な仕組みさえ分かれば、この程度なら数十分もかからずに作れます。Strutsなどで1からプロジェクトを作る際の面倒な作業と比べると隔世の感があるでしょう。
ただし、今回紹介したのは、コントローラーとビューという基本中の基本部分のみなので、Play!というフレームワークの便利さを実感するには程遠いかもしれません。次回は、残る「モデル」に関する機能を中心に解説していくことにしましょう。