OpenSSLプロジェクトは29日、SSL・TLSプロトコルのオープンソース実装「OpenSSL 1.0.0」をリリースした。
OpenSSLは、Apacheとともに広く利用されるSSL・TLS実装。1998年12月に、SSLeayを引き継ぐ形でバージョン0.9.1cからスタートし、 11年3か月かけてバージョン1.0.0に到達した。アナウンスによると、直前のバージョン0.9.8nから、プライベートキーのデフォルト形式をPKCS#8に変更、Whirlpoolハッシュアルゴリズムの追加、GOSTアルゴリズムのサポートなど多数の変更が加えられている。
SSL(Secure Sockets Layer)またはTLS(Transport Layer Security)は、TCP/IP通信をラップしてセキュリティを提供するプロトコルで、一般にはHTTPに暗号化や認証を付与した「https:」で始まるURLでの通信に利用される。
【関連リンク】
・OpenSSL: Source, Tarballs
・Announcement: OpenSSL version 1.0.0
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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