Googleは25日(現地時間)、ウェブブラウザ「Google Chrome」の安定版(Stableチャンネル)でバージョン5.0.375.55をリリースした。
Chrome 5.0安定版では、複数のPCでブックマークやブラウザ設定を同期させる機能や、HTML5の新しい技術がサポートされている。HTML5では、Gmailの添付ファイルをドラッグ&ドロップする機能も含まれている。また、高レベルを含む6つのセキュリティ修正が施されている。
さらに、Chrome 5ではこれまで以上に速度の改善が図られており、2008年9月に発表された最初のChromeと比較して、GoogleのV8ベンチーマークで213%、SunSpiderベンチマークで305%も向上しているという。Googleでは、Chromeのスピードをアピールするユーモアたっぷりのプロモーション動画「Google Chrome Speed Tests」もYouTube上で公開している。
なお、Google Chrome 5.0は、開発版の5.0.307.1devが1月29日に公開され、4か月で正式リリースとなった。5月4日にアップデートされた5.0.375.29betaでは、iPadがサポートしないFlashを統合したことで話題となっていたが、今回のリリースには含まれていない。公式ブログによると、Flash Player 10.1のリリースを待っているようだ。
【関連リンク】
・Google Japan Blog: 進化を続ける Chrome。より速くなった新バージョンを提供します
・Google Chrome Blog: A new Chrome stable release: Welcome, Mac and Linux!
・Google Chrome Releases: Stable Channel Update
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