組込みソフトウェアモデリング・フォーラム 2010 パネルディスカッションレポート
萩原 敬生 [著] 2010/07/30 14:00

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 組込みソフトウェアモデリング・フォーラム 2010最後のセッションでは、「モデル駆動型開発を行って実際どうだった?」と題したパネルディスカッションを実施。組込みソフトウェア開発の現場で実際にMDD(モデル駆動型開発)に取り組む先進的ユーザー企業の担当者および、豊富な経験を持つコンサルタントの面々が登壇し、MDDのメリットや課題、現場に普及・定着させるためのポイントなどについて議論を交わした。

  • モデレータ:
    • 株式会社エクスモーション 専務取締役 / ET ロボコン本部 審査委員長
      渡辺 博之 氏
  • パネラー:
    • 株式会社アドヴィックス 技術開発本部 制御第 1 技術部 グループリーダー
      河野 文昭 氏
    • セイコーエプソン株式会社 機器ソフトウェア統括センター 機器ソフトウェア設計部 研究副主幹
      島 敏博 氏
    • 日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 ラショナル事業部 システムズ・エバンジェリスト
      鈴木 尚志 氏
    • ビースラッシュ株式会社 代表取締役
      山田 大介 氏
パネルディスカッションの模様
パネルディスカッションの模様

モデル駆動開発の取り組みとメリット

 ユーザー企業の代表として参加したのは、セイコーエプソン株式会社の島 敏博氏と株式会社アドヴィックスの河野 文昭氏。島氏は、プリンタ向けの組込みソフトウェア開発において、IBM Rational Rhapsodyを駆使したMDDに取り組んでいる。また、河野氏は、ブレーキシステム用の組込みソフトウェア開発プロセスの構築などを手がけている。一方、MDDおよびモデリング全般のスペシャリストとして、日本アイ・ビー・エム株式会社の鈴木 尚志氏およびビースラッシュ株式会社の山田 大介氏も参加。モデレータは、基調講演を担当した株式会社エクスモーションの渡辺 博之氏が務めた。

 「MDDに実際どのように取り組んでいるのか?」という渡辺氏の問いかけに対し、島氏はまず、ステージ上に持ち込んだPCを使ってRhapsodyによる組込みソフトウェア開発のデモンストレーションを実施。モデルからの自動ソースコード生成や、さまざまなイベントを投入しながらのPC(Windows)上でのシミュレーション、さらにソースコードをターゲット(プリンタ)上に移して実行する実機テストなどを実演した。

 「モデルからのC/C++ソースコード自動生成は高速で十分実用レベルに使えており、満足している」と島氏はいう。ほかにも、MDDのメリットとして、必然的に「モデルに描ける設計」にしなければならないので品質向上につながること、モデルからソースコードが出てくるので細かいコーディングルールを議論する必要がないことなどを挙げた。


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INDEX
モデル駆動型開発の現場から ~現状とこれから乗り越えるべき壁
Page1
モデル駆動開発の取り組みとメリット
プロセス、教育、体制づくりなど、組織的な取り組みが必要
モデルのレビューでMDDの「楽しさ」を伝える
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プロフィール
萩原 敬生 ハギワラ タカオ


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