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![]() 柳井です。 先日、梶尾真治の「クロノス・ジョウンターの伝説」を読みました。題名に「クロノス(時の神)」と付いているように、タイムトラベル物の小説です。単なる時間移動の話ではなく、そこに愛が絡んでくることで、実際の時間と主観的な時間を感じさせる物語になっています。 パソコンを使っていると、人は時間を歪ませて物事を考えているな、と気付く瞬間があります。それは、メールボックスを見るときです。 到着順にメールが並んでいるのですが、この「メールとメールのあいだの時間」は一定ではありません。メールの一覧を見るとき、私たちは「メールが届いた」という「自分にとって意味がある時間」の点の連続として時間を認識しています。メールを「正確な時間の長さ」に合わせて配置しなおせば、日頃、いかに歪んだ時間認識のなかで生活しているかが分かります。 このように現実の世界を歪ませることで、新しいインターフェースは生まれるのかもしれません。 |
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