コンピュータエンターテインメント協会は、9月6日~8日までパシフィコ横浜にて開催される「CEDEC 2011」において、過去に発表されたコンピュータエンタテインメントに関わる技術およびその開発者を表彰する「CEDEC AWARDS 2011」の優秀賞授賞者(最優秀賞ノミネート)を、19日に発表した。
授賞者は、「プログラミング・開発環境」「ビジュアル・アーツ」「サウンド」「ネットワーク」「ゲームデザイン」の、5部門各5ノミネート、合計25の個人とグループ。
各部門の授賞者は、以下の通り。
プログラミング・開発環境
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AR技術の普及への貢献
加藤 博一(奈良先端科学技術大学院大学) -
高速で高品質なポストAAフィルタの実装
「GOD OF WAR III」開発チーム(Sony Computer Entertainment America Santa Monica Studio) -
人工知能で女流プロ将棋棋士を破る快挙
「あから2010」開発プロジェクト -
ホビーからプロフェッショナルまでゲーム作りを支援し開発者の裾野を拡大
「Unityエンジン」開発チーム(Unity Technologies) -
流体シミュレーション技術とゲームの高度な融合
「Pixel Junk Shooter」開発チーム(キュー・ゲームス)
ビジュアル・アーツ
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圧倒的なクオリティとボリュームを両立させた、ジャパニーズスタイルのエフェクト
「FINAL FANTASY XIII」エフェクト制作チーム(株式会社スクウェア・エニックス) -
厚塗りイラストを動かすアニメーション技術、2D表現の進化形を示した
「朧村正」開発チーム(ヴァニラウェア有限会社) -
アニメ調キャラクターを3Dで違和感なく魅力的に表現
Xbox360版「アイドルマスター」シリーズ開発チーム(株式会社バンダイナムコゲームス) -
高密度なグラフィックスとその最適化
「ヴァンキッシュ」開発チーム(プラチナゲームズ株式会社) -
リアルタイムNPR表現の一つの完成形
「ストリート ファイターIV」シリーズデザインチーム(株式会社カプコン)
サウンド
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あらゆるゲーム音楽のオーケストラ実演活動により、ゲームコンポーザの地位と技術向上に寄与
PRESS START実行委員会(有限会社カンパニーAZA、株式会社読売広告社) -
オーディオミキシングに「HDRオーディオ」コンセプトを導入
DICE Audio Team(DICE) -
ゲーム機における音質とサイズ、デコード速度の問題を解決
「CRI ADX2」開発チーム(株式会社 CRI・ミドルウェア) -
細部まで拘った自然で緻密なサウンドデザイン
「RedDeadRedemption」サウンド開発スタッフ(Rockstar Games) -
ライブレコーディングによるボイス収録プロセスの大転換
「ウイニングイレブン/プロエボリューションサッカー」シリーズ サウンド開発スタッフ(株式会社コナミデジタルエンタテインメント)
ネットワーク
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インターネット技術と新聞編集で培われたノウハウの融合による個人向け号外システムの実現
IWATTE チーム(岩手日報社) -
極小TCP/IPスタックの開発
「Ubiquitous Network Framework」開発チーム(株式会社ユビキタス) -
先進的かつ高信頼なクラウド環境の日本市場への提供
Amazon EC2/S3(Amazon Web Services LLC) -
郊外型データセンターの建設と省電力技術の開発
石狩データセンター(さくらインターネット株式会社) -
HandlerSocket Plugin for MySQL
樋口 証(株式会社ディー・エヌ・エー)
ゲームデザイン
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予め推理手段を与えるミステリーの王道的シナリオ構築
「TRICK x LOGIC」開発チーム(株式会社チュンソフト) -
奥行の座標認識を直観的に表現し体感させた操作感
「つみきBLOQ」開発チーム(Supermassive Games) -
携帯電話により現実感を醸成させた日本ならではのARG
「東京迷宮パズル」開発チーム(SCRAP) -
スワイプ操作によるRPG 要素とスリーマッチパズルの融合
Alex Kuptsov(Fireflame Games) -
メディアミックスを前提とした相互補完的コンセプトワーク
日野 晃博(株式会社レベルファイブ)
この25の個人とグループの中から、CEDEC 2011の受講申込者と、CEDEC運営委員会の投票によって、各部門の最優秀賞授賞者各1名が決定される。各部門の最優秀賞の発表・授賞式、および特別賞、著述賞の授賞式は、CEDEC 2011の2日目、9月7日に実施する。
【関連リンク】
・CEDEC 2011
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