作成するWebアプリケーション概要
完成イメージ
今回作成するWebアプリケーションの完成イメージは、次のとおりです。
東京23区のうち、選択された地点を中心とするショップ情報分布をヒートマップで表示します。
YOLPのヒートマップ
YOLPのヒートマップは、YDF(YOLP Data Format)と呼ばれるデータフォーマットでマークアップされたポイントの集積度を視覚的に表現できる機能で、Yahoo! JAPANでも、2011年3月の東日本大震災において、被災地からのモバイルアクセスログを確認できる「ケータイ位置確認マップ」機能に使われた実績があります。
ケータイ位置確認マップでは、Yahoo! JAPANへのアクセス実績を位置データとしてヒートマップで表現しましたが、今回のWebアプリケーションでは自前でデータベースを持たずに、YOLPカセットギャラリーという拠点情報データストレージからYDFでデータを取得してヒートマップで表現することにします。
全体の概要
全体の概要は、次のようになります。
個々の機能を実現するのに利用するAPIは、以下のとおりです。
- ベースとなるスクロール地図を表示(JavaScriptマップAPI)
- 東京23区の位置情報取得(ジオコーダAPI)
- YOLPギャラリーの店舗情報を検索してYDFで取得(ローカルサーチAPI)
- YDFをヒートマップ表現でプロット(JavaScriptマップAPI)
いくつかのAPIは、第1回のYOLPオーバービュー紹介でも触れていますが、これらを組み合わせて、最終的に1つのWebアプリケーションにまとめてみましょう。