ディー・エヌ・エーは、人気ゲームで使用しているHTML5開発支援フレームワーク「Arctic.js」を、24日にオープンソースとして公開した。
「Arctic.js」は、スマートフォン向けブラウザゲームのインタラクティブなアクションゲーム操作や、複雑なアニメーション表現を支援するJavaScriptフレームワーク。豊富なアニメーション作成支援機能、表示ツリー、イベント伝播モデルを搭載するとともに、ActionScript 3.0に近いAPIによって、Flash開発経験者の学習負担を軽減し、各種スマートフォンOSの断片化を吸収することで、開発工数を大幅に削減できるとしている。
「Arctic.js」は、「Mobage」に提供されている「住み着き妖精セトルリン」「海賊トレジャー」「ガンダムロワイヤル」(運営元:バンダイナムコゲームス)で実際に使用されている。
開発者は、「Arctic.js」を用いてJavaScriptのコーディングを行うことで、短期間かつ一度の開発でAndroidとiOS双方の、さまざまなスマートフォンに高品質なゲームの提供が可能となる。githubのDeNADev / Arctic.jsにて、ダウンロードが可能。
【関連リンク】
・ディー・エヌ・エー
・「Arctic.js」
- 修正履歴
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- 2012/01/25 10:11 「Mobageオープンプラットフォーム」以外でも利用が可能となったため、本文の一部を修正しました。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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