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OSSのERP「ADempiere」のフレームワークを利用した工程管理表の作成

OSSのERP「ADempiere」で作業実績表を作成する

OSSのERP「ADempiere」のフレームワークを利用した工程管理表の作成(3)

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4. 作業実績表の作成

 次の3つの作業実績ウィンドウを作成します。

  • 工程A作業実績
  • 工程B作業実績
  • 検査工程作業実績
1. 以下のSQLを実行します。
CREATE TABLE adempiere.lja_processtransaction
(
  lja_processtransaction_id numeric(10,0) NOT NULL,
  ad_client_id numeric(10,0) NOT NULL,
  ad_org_id numeric(10,0) NOT NULL,
  isactive character(1) NOT NULL DEFAULT 'Y'::bpchar,
  created timestamp without time zone NOT NULL DEFAULT now(),
  createdby numeric(10,0) NOT NULL,
  updated timestamp without time zone NOT NULL DEFAULT now(),
  updatedby numeric(10,0) NOT NULL,
  lja_processcontrolmaster_id numeric(10,0) NOT NULL,
  workprocess character varying(100) NOT NULL,
  workdate timestamp without time zone NOT NULL,
  workcost numeric(10,0) NOT NULL,
  iscomplete character(1) NOT NULL DEFAULT 'N'::bpchar,
  CONSTRAINT lja_processtransaction_pkey PRIMARY KEY (lja_processtransaction_id),
  CONSTRAINT lja_processtransaction_lja_processcontrolmaster_id_fkey FOREIGN KEY (lja_processcontrolmaster_id)
      REFERENCES adempiere.lja_processcontrolmaster (lja_processcontrolmaster_id) MATCH SIMPLE
      ON UPDATE NO ACTION ON DELETE NO ACTION DEFERRABLE INITIALLY DEFERRED
)
WITH (
  OIDS=FALSE
);
ALTER TABLE adempiere.lja_processtransaction OWNER TO adempiere;
2. [メニュー]-[アプリケーション設定]-[参照]をクリックし、以下のように設定し保存します。
「参照」タブ
名前 製造No
妥当性検証タイプ テーブル妥当性検証
「テーブル妥当性検証」タブ
テーブル lja_processcontrolmaster_製造管理マスタ
キーカラム lja_processcontrolmaster_ID
表示カラム productnumber
3. [メニュー]-[アプリケーション設定]-[テーブルとカラム]ウィンドウを開き、以下のようなレコードを作成し、「DBからカラム作成」ボタンをクリックしてカラムを作成します。
DBテーブル名 lja_processtransaction
名前 lja_processtransaction
データアクセスコントロール すべて

 なお「カラム」タブの「lja_processcontrolmaster_ID」カラムにて以下のように設定してください。

参照 テーブル
参照キー 製造No
4. 続いて「工程A作業実績」ウィンドウを作成します。[メニュー]-[アプリケーション設定]-[ウィンドウ、タブ&フィールド]を開き、以下のレコードを新規作成します。
名前 工程A作業実績

 「タブ」タブに移動し、以下のレコードを作成してください。

名前 工程A作業実績
テーブル lja_processtransaction_lja_processtransaction
SQL WHERE句 lja_processtransaction.workprocess='工程A'

 「フィールドを作成」ボタンをクリックしフィールドを作成して、「workprocess」フィールドにて以下のように設定してください。

読み取り専用 チェックを入れる
デフォルトの仕組み 工程A

 なお「フィールド翻訳」タブにて以下のように日本語表記を設定してください。

Complete 完成
Client クライアント
Organization 組織
Active アクティブ
製造管理マスタ 製造No
workprocess 工程名
workdate 作業日
workcost 作業工数
5. [メニュー]-[システム管理設定]-[一般ルール]-[システムルール]-[メニュー]にて「工程A作業実績」ウィンドウをメニューに表示させます。
6. 再ログインし「工程A作業実績」ウィンドウを開くと以下のように表示されます。

 同様にadempiere.lja_processtransactionテーブルを利用して以下のような「工程B作業実績」ウィンドウ、「検査工程作業実績」ウィンドウを「ウィンドウ、タブ&フィールド」から作成してください。

 なお、adempiere.lja_processtransactionテーブルの中身は下記のようになります。

次のページ
4.1. Read-only切り替えチェックボックスの作成

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cozy56(cozy56)

「品質を保つ=プログラミングの流用」という考えから結果、「OSSをなるべく使用する」ことにいたったナマクラ人間です。ブログ:ADempiereとPentaho、、、

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