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Entity Frameworkコードファーストで開発してみよう

ADO.NET Entity Framework4.3でコードファースト開発をする方法を紹介

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2012/03/29 14:00

 Entity Frameworkは、MicrosoftのADO.NETチームによって開発されている永続化フレームワークです。この記事では、データベースをあまり意識せずにコード駆動で開発できる「コードファースト」について紹介します。

目次

はじめに

 Entity Frameworkは、Microsoftによって提供されているデータ操作を簡単に行えるフレームワークです。今回紹介する「コードファースト」では、データベースや概念モデルをあまり意識せずに開発することができます。

対象読者

  • C#の基本を理解している開発者
  • SQL Serverの基本を理解している開発者

動作確認した環境

 当記事では以下の環境で動作確認を行っています。

  • Visual Studio 2010 SP1
  • .NET Framework 4.0
  • Entity Framework 4.3
  • SQL Server 2008 R2 Express Edition
  • Windows 7 32Bit

 ダウンロードサンプルはC#4.0、.NET Framework 4.0、Entity Framework 4.3の環境で実装しています。

コードファーストとは

 「コードファースト」はEntity Frameworkのバージョン4.1から登場した新機能です。エンティティ(モデルのコード)を記述しておけば、テーブルが自動生成される点が特徴です。

 もともと、Entity Frameworkでは、テーブルからウィザードで概念モデルを生成する「データベースファースト」、Entity Modelのデザイナーで概念モデルを定義する「モデルファースト」が利用できます。

 指針としては、データベースがすでにある場合は「データベースファースト」、モデル(クラス)がすでにある場合は「コードファースト」(コード管理を好む場合)か「モデルファースト」(デザイナーを好む場合)を選ぶと良いでしょう。

1. プロジェクトの作成

 それでは、コードファーストによる開発を始めてみましょう。まず、.NET Frameworkバージョン4のプロジェクトを作成します。プロジェクトの種類は何でも構いません。ここではシンプルな「コンソールアプリケーション」を選択します。

図1. 新しいプロジェクトを作成
図1. 新しいプロジェクトを作成

 プロジェクト名は「EFCodeFirst」とします。

2. Entity Frameworkのインストール

 Entity Frameworkをインストールするには、「Library Package Manager(通称、NuGet)」を使用します。

 Visual Studioの[ツール]メニューから[Library Package Manager]-[Package Manager Console]をクリックします。

図2. Package Manager Consoleを起動
図2. Package Manager Consoleを起動

 Package Manager Consoleウィンドウが表示されたら、コンソール(PM>の後ろ)で、

Install-Package EntityFramework

と入力します。このコマンドによって、最新のEntity Frameworkがダウンロードされます。

図3. Entity Frameworkをインストール

 インストールが成功するとプロジェクトでアセンブリが参照されます。そして、アプリケーション構成ファイル(App.config、Web.config)に必要な設定が追加されます。

Visual StudioがExpress Editionの場合

 Visual C# 2010 Express Editionを使用している場合には、以下の手順でインストールすることができます。
 

  1. Visual C#でプロジェクトを作成して閉じる。
  2. Visual Web Developer 2010を起動してEntity Frameworkパッケージをインストールする。
  3. 再びC#でプロジェクトを開く。

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