tadashikuとクリエイトウェーブは、両社が共同運営する、HTML5によるWebアプリケーション開発用JavaScriptライブラリプロジェクト「jAction」を、22日にver0.09からver1.02へバージョンアップした。
おもな変更点は、「入れ子構造の採用」「変数名の見直し」「ja.TweenClassの統合」「FacebookClassの無償化」の4点で、今回のバージョンアップによって、HTML5によるWebアプリケーション開発を、より効率化できるようになっている。
「入れ子構造の採用」では、これまでレイヤーの異なるオブジェクトを制御する際に、オブジェクトを個別にコーディングする必要があったところを、あるレイヤーのオブジェクトをコーディングすれば、そのレイヤーに紐付いている他のレイヤーにあるオブジェクトも制御可能にした。これによって、複数のレイヤーにまたがる動的なWebアプリケーション開発の大幅な効率化を実現できる。
「変数名の見直し」では、変数名をWebプログラマにとって、より馴染みのあるものに変更した。具体的な変更点は、以下の通り。
- (変更前)boxObj→(変更後)ja.BoxClass
- (変更前)root→(変更後)ja.Stage
- (変更前)imageObj→(変更後)ja.imageUnitObj
- (変更前)AudioClass→(変更後)ja.AudioClass
- (変更前)TextClass→(変更後)ja.TextClass
「ja.TweenClassの統合」では、Webアプリケーション開発において使用頻度の高い、プロパティ値を指定したフレーム間をイージング処理によって値を変えるクラス「ja.TweenClass」を、プラグインから「jAction」本体に統合した。
「FacebookClassの無償化」では、これまで有償だったWebアプリケーションと「Facebook Graph API」を連携するクラス「FacebookClass」を、今回のバージョンアップによって無償にしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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