グレープシティは、アメリカの大手コンポーネントベンダーComponentOneとの戦略的合意によって買収契約を締結し、7月1日付けで同社を傘下に収める。
ComponentOneは、コンポーネント開発に関する高い技術力があり、先進性を重んじることを社風としている。WindowsフォームやASP.NET、WPFなど、これまでのマイクロソフトプラットフォームはもとより、HTML5、Windows 8 Metroなど次世代のWeb技術やUIにおいても高度な開発ツールを提供する。日本市場では、グレープシティのコンポーネント製品「ComponentOne Studio」が知られている。
グレープシティは、ComponentOneを傘下に収めることで技術開発力と国際競争力を高めるとともに、従来通り日本語版の開発や日本語ドキュメントの提供、テクニカルサポートを行っていく。
また、今回の買収によって「Fortune 100」に名を連ねるアメリカの大企業など、世界に数多くの顧客を獲得することになり、今後は販売面を強化してインドや中国、韓国、アメリカ、EUの顧客に対するコンポーネント製品取り扱いの拡大を予定している。なお、アメリカにおける業務の移管手続きなどは、7月1日より順次開始する。
【関連リンク】
・グレープシティ
・ComponentOne(英語)
・「ComponentOne Studio」シリーズ
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