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ComponentZine(ComponentOne)

グリッドコントロールを使いデータベースを操作する.NETアプリケーションを作る

「PowerTools ComponentOne Studio 2012J」のC1TrueDBGridコントロールを使った.NETアプリケーションの作成

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クエリ用入力コントロールの作成

 続いて、クエリ入力用コントロールを配置します。

 GroupBoxコントロールを2つ配置し、その中にTextBox、Button、Label、ComboBoxコントロールを配置します。

 2つのComboBoxコントロールは、DropDownStyleプロパティを「DropDownList」に設定し、Itemsプロパティを次のように設定します。

ComboBox1 ComboBox2
以上 全て
以下 秋冬だいこん
等しい 冬にんじん
未満 秋冬はくさい
より大きい 冬キャベツ
  秋冬ねぎ

 TextBoxコントロールTextBox1は、MultiLineプロパティをTrueにし、あらかじめ次のSQL文を入れておきます。

SELECT 収穫量一覧.ID, 収穫量一覧.地方名, 収穫量一覧.都道府県, 収穫量一覧.野菜名, 収穫量一覧.[収穫量(t)]
  FROM 収穫量一覧
 WHERE (((収穫量一覧.[収穫量(t)])>=50000));

 2つのButtonコントロールは、Clickイベントハンドラを作成しておきます。

作成したクエリ入力用コントロール
作成したクエリ入力用コントロール

クエリ結果表示用のC1TrueDBGridコントロールのデザイン

 クエリ結果表示用のC1TrueDBGridコントロールを作成します。データベースとの連結は、すでに作成されている「収穫量一覧BindingSource」を使用します。

 (1)フォームにC1TrueDBGridコントロールをドラッグアンドドロップします。スマートタグが表示されますので、[データソースの選択]-[収穫量一覧BindingSource]を選びます。

「データソースの選択-収穫量一覧BindingSource」を選ぶ
「データソースの選択-収穫量一覧BindingSource」を選ぶ

 (2)再度スマートタグを表示し、[VisualStyle]-[Office2007Blue]を選びます。これで、C1TrueDBGridコントロールはOffice2007Blueと同じような配色になります。

[VisualStyle]-[Office2007Blue]を選ぶ

「Columnスタイル」を選ぶ

 (3)C1TrueDBGridコントロールの列「収穫量(t)」をクリックします。「Columnタスク」というスマートタグが表示されます。ここには、列編集専用のタスクが組み込まれていますので、ここから「Columnスタイル」を選びます。 

(4)「Columnスタイル(収穫量(t))」というエディタが起動しますので、「塗りつぶし」タブをクリックし、「背景色」に「Orange」を、「背景色2」に「BlanchedAlmond」を選びます。そして、「グラデーションの方向」に「ForwardDiagonal」を選びます。

 これで、列「収穫量(t)」がオレンジのグラデーションで塗りつぶされます。

 このように、C1TrueDBGridコントロールは列単位で背景色を塗りつぶすことができます。

「Columnスタイル(収穫量(t))」エディタで背景色の塗りつぶしを設定する
「Columnスタイル(収穫量(t))」エディタで背景色の塗りつぶしを設定する

 (5)最後にCheckBoxコントロールを配置して、CheckedChangedイベントハンドラを作成します。

 これで、フォームのデザインは出来上がりです。ここでプログラムを実行すると、2つのC1TrueDBGridコントロールに、データベースのデータが同じように表示されます。

完成したフォームと実行結果
完成したフォームと実行結果

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コードの作成

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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