NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は、Webサイト制作・Webコミュニケーション開発を行うユーザーを対象にしたVPSサービス「WebARENA VPSクラウド」の提供を、5日に開始した。あわせて、「WebARENA VPSクラウド」を最大3か月無料で使えるキャンペーンを、3月5日~5月13日の期間に実施する。
「WebARENA VPSクラウド」は、従来のVPSサービスプラットフォームに、Webサイト制作・Webコミュニケーション開発における作業の手間を軽減する、監視、ロードバランサ、バックアップ&クローンなど、新たな機能を追加した。「初期構築の手間を省きたい」「効率的にWebサイトを制作したい」「Webアプリケーション開発のコストを抑えたい」といった、Web制作会社やWebアプリケーション開発者に適している。
コントローラには、あくしゅがWakame Software Foundationにて開発したオープンソースの国産クラウドコントローラ「Wakame-vdc」を採用した。サービスの開通にかかる時間は最短で3分なので、サービス利用までの時間を短縮し、納期に縛られることなくビジネスに集中できる。
また、インスタンスの起動や停止、ロードバランサの設定、マシンイメージのバックアップといった、全ての操作をオンデマンドで行えるコントロールパネルを備えており、面倒な作業をマウスクリックで実行可能。1つのコントロールパネルで、複数のインスタンスを一元管理できるので、冗長化されたWebサーバとDBサーバを組み合わせたWebシステムや、用途別にインスタンスを複数利用する場合の、インスタンス管理の手間を省ける。
監視機能は追加料金なしで利用可能で、稼働監視だけでなく、HTTPやHTTPS、FTPなどさまざまなサービスの監視を行うことによって、予期せぬインスタンスやロードバランサのトラブルを、いち早くメールで通知する。
バックボーンは高速なIP回線で、最大1Gbpsの共有回線を使ってアップリンクしているので、Webサイトへのアクセスが急増した場合でも回線がボトルネックになりにくく、Webサイトのパフォーマンスを高められる。
オプションとして、冗長性を高めることで止められないサイトや、アクセス予測の難しいサイトの可用性とパフォーマンスを向上するロードバランサ、マシンイメージのバックアップ機能、バックアップしたマシンイメージをテンプレートとして新しいインスタンスを起動可能なクローン機能を用意する。
基本スペックは、Sタイプがディスク容量40GBでメモリ2GB(仮想2コア)、Mタイプがディスク容量100GBでメモリ4GB(仮想4コア)。OSはCentOSを採用している。
基本サービスプラン(プラン100~プラン2000)は、月額3780円~52920円。オプション料金は、ロードバランサが月額3150円~22050円、バックアップが2100円~10500円。いずれも、初期料金は無料。
【関連リンク】
・NTTPCコミュニケーションズ
・「WebARENA VPSクラウド」
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です