アトラシアンは、GitやMercurialといった分散バージョン管理システム(DVCS)用の無料デスクトップクライアント「SourceTree」のWindows対応版(ベータ版)を、21日に公開した。なお、ベータ版ではGitのみをサポートしており、Mercurialには正式版での対応が予定されている。
「SourceTree」は、DVCSを用いたソフトウェア開発プロジェクト向けのクラウド型ホスティングサービス「Bitbucket」や、ソースコードをオンサイトで管理するエンタープライズ向けオンプレミス型DVCSソリューション「Stash」と統合されており、分散ソースリポジトリを操作できる。
また、「GitHub」「Kiln」「Microsoft Team Foundation Server」や、商用DVCSサーバなど、コードホスティングサービスとの接続にも対応している。
開発者にとっては、コードリポジトリの操作や管理が簡単になり、ワークフローに継ぎ目なくフィットする。複雑なコマンドライン操作は自動化されており、複数のブランチやフォークにわたりチェンジセットのビジュアル化を実現している。
おもな機能としては、ワンクリックでの変更のコミット/プッシュ/プル/マージや、直感的なブックマークウィンドウによるリポジトリの整理、ログ閲覧による時間経過にともない作業変更のビジュアル化、コンフリクトの検知・解決、変更コミット履歴の検索とファイルログのレビュー、プッシュ準備が整うまでのコード変更のステージング、アクションのカスタマイズによる個別コマンドへの対応などを搭載する。
サポートしているOSのバージョンはWindows 7以降。
【関連リンク】
・アトラシアン
・「SourceTree for Windows」
・「Bitbucket」
・「Stash」
- 修正履歴
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- 2013/03/22 10:14 Mercurialの記述について修正させていただきました。mercurial-users.jpさま、ご指摘ありがとうございました。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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