エミックは、FileMaker Proデータベースと連動したWebアプリケーションを高速で開発可能なサービス「FMPress」のベータ版を、11日に発表した。
「FMPress」は、FileMaker製品のカスタムWeb公開機能を活用したい、カスタムWebアプリケーションをすぐに用意して運用したい、といったニーズに応えるサービスで、WindowsやMacのデスクトップから社内でデータを管理しつつ、iOS/Android端末を使用して社外からデータベースを参照・編集できるWebシステムをすぐに構築・運用することで、FileMaker Proデータベースをさまざまな環境で幅広く活用できる。
「FMPress」で採用している、Webアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator」(開発・新居雅行氏)は、一般的なフレームワークと比較して、エンドユーザーやデザイナーによるシステムの変更や保守が可能な範囲が広く、保守のための予算が限られた現場でも、業務の変化に応じたWebシステムの内製を継続しやすい。
また、「FMPress」で作成したWebアプリケーションは、WindowsやMac、iOSだけでなく、Android用のWebブラウザからでもサーバ上のデータベースに接続して使えるので、サーバ上で一元管理されたFileMaker Proデータベースをモバイルでも活用できる。
ホスティングサービス「FMプラン12」の契約者には、8月からベータ版の提供を開始する。正式版の提供は11月の開始を予定しており、その時点で「FMプラン12」を「FMPress12」としてリニューアルする。
「FMプラン12」は、1契約1台の専用サーバによる運用で、初期セットアップ料金は無料、FileMakerソフトウェアはユーザー側が保有しているライセンスを用いる。月額料金は31290円。
【関連リンク】
・エミック
・「FMプラン12」
・「INTER-Mediator」
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