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ComponentZine(ComponentOne)

複合ゲージを持つ.NETアプリケーションの作成

ComponentOne Studioを活用したWindowsフォームアプリケーションの作成

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「Fuelmeter」ゲージのポインタと「F」「E」文字の色のカスタマイズ

 ポインタのカスタマイズは、「C1GaugePointer」クラスのメンバを使用します。ここでは、ポインタの形状とサイズ、色を変更します。

 また、「F」と「E」の文字は、カバーの文字になるので、covershapesコレクションに属するのC1GaugeCaptionクラスのメンバを使用します。

 ① 「C1RadialGauge1」のPointerプロパティをクリックして展開します。

 そして、次のプロパティを設定します。

 BorderクラスのColorプロパティはポインタの枠線を、FillingクラスのColorはポインタの塗りつぶし色を、BrushTypeはその塗りつぶし方法を設定するプロパティです。グラデーションで塗りつぶす場合は、BrushTypeプロパティを「Gradient」に設定し、Color/Color2プロパティでグラデーションに使用する2色を設定します。

 また、Shadowプロパティは影の設定を行い、Shapeプロパティでポインタの形状を設定します。そして、Widthプロパティでポインタの幅を設定します。

クラス プロパティ 設定値
Border Color OrangeRed
Filling BrushType Gradient
Color MediumVioletRed
Color2 Violet
Shadow OffsetX 1
OffsetY 1
Opacity 100
Visible True
Pointer Shape Thumb
Width 3
ポインタの形状と色が変更された
ポインタの形状と色が変更された

 ② 次に「F」と「E」の文字色を変えます。これらの文字はC1GaugeCaptionクラスのメンバを使用しています。C1GaugeCaptionクラスにアクセスするには、「C1RadialGauge1」のCoverShapesプロパティをクリックして表示されるCoverShapesコレクションエディタを使用します。

 このエディタの「メンバー」リストにある2つの「Caption」オブジェクトが「F」と「E」の文字を表していますので、これらのColorプロパティの値を次のように設定します。

文字(Textプロパティ) プロパティ 設定値
F Color RoyalBlue
E Color DarkRed
CoverShapesコレクションエディタで「Caption」オブジェクトのColorプロパティの値を設定する
CoverShapesコレクションエディタで「Caption」オブジェクトのColorプロパティの値を設定する

 ③ 続いて、ポインタの根元にあるキャップも変えます。これは、C1GaugeCapクラスのメンバを使用し、プロパティウィンドウにある「Cap」プロパティを展開して設定します。

 ここでは、グリーン系のグラデーションで、少し小さい円の形状に変えます。

 キャップの色はFillingプロパティを、円の直径はRadiusプロパティを使用します。

クラス プロパティ 設定値
Filling BrushType Gradient
Color ForestGreen
Color2 64,64,64(デフォルト)
Cap Radius 7
Shadow Color Transparent
Visible True

 以上で出来上がりです。

完成したゲージ
完成したゲージ

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ゲージの動作処理

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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